2020年のマイベストアルバム
あけましておめでとうございますの季節から十日足らずでまたしんどい状況になってしまいました。2020年いかがお過ごしましたか?と問いかけたところで、ほとんどの人がいい1年やったと言う人はいないと思いますし、自分も嬉しいことはありつつも、音楽にのめり込みはじめてライブにほとんど行けない一年でした。
仕事がテレワークもクソもなく稼働しなきゃいけない職場なので、お金は人生で一番貯まりましたが、車買うための頭金にするためにCDとレコードもさして買わなかったし、むしろFANZAのほうにお金を使ったんじゃないかって気がしてます。
2019年はベスト25までつくりながら、めんどくさがって文章を書きませんでしたが、今回は数は減らしたけど、ちゃんと感想も書こうと思います。
10.サニーデイ・サービス「いいね」
Sunny Day Service - いいね!【Official Full Album Stream】
ここ数年リリースしてきた長時間の大作と打って変わって、35分で纏められたアルバム。好きな音楽をごった煮させた前作から、新しいドラマーを迎え、バンドサウンドに回帰していますが、シンプルにアルバム通してメロディーの強度がかなり強いし、凡百のインディーバンドとの格の違いを感じます。
9.髭「ZOZQ」
髭 "ないものねだり" (Official Music Video)
へー新譜出してたんだーぐらいの軽いテンションで聴いてみたら、高校のときに聴いてた髭のワクワク感そのままで、よりメロディーが際立ってて(メロウな曲が特にすばらしくて)、アルバム全体の構成が綺麗にまとまってて、非常に完成度が高いアルバムでした。
8.ラブリーサマーちゃん「THE THIRD SUMMER OF LOVE」
For Tracy Hyde脱退以降ずっと敬遠してたんですが、ミュージックマガジンで岡村詩野氏が満点の10点をつけてて、そんなにすごい作品なのか?と思って聴いたんですが、アルバム全編通して90年代のUKロック志向全開で、メロディーも抜群にキャッチーで、バンド全体のグルーヴ感も素晴らしくて度肝を抜かれました。
For Tracy Hyde時代から止まってた自分からしたら、クールなボーカルがかっこいいし、the brilliant greenを彷彿とさせるけど、フォロワーとかでは一切なく、自分がやりたいこと追求してたら、シンプルにかっこいいロックアルバム作ってたという趣のアルバムです。
7.YeYe「30」
YeYe - 暮らし(Official Music Video)
前作MOTTAINAIをたまたまレンタル落ちで買って、かなり素晴らしかった流れから買ったアルバムでしたが、 古今東西のインディーポップを取り入れて、多様な音が鳴らされているけど、タイトルに自身の年齢を冠したように、普段の生活と地続きの音楽を作ってる趣が素晴らしいです。
6.LOSTAGE「HARVEST」
10年弱続いたスリーピースを解体し、サポートメンバーを迎えて、バンドの根幹であるハードコア要素をほぼなくすという、大きな転換点となるアルバムですが、問題作とかでは一切なく、LOSTAGEというバンドの歴史の中で作られるべくして作られた作品だと思います。
全面的にアコギが入ってても、ラウドな音がなくても、ピアノが入ってても、鬼神のようにドラム叩いてた岩城さんが穏やかな顔でドラムを叩いてても、メロディーの素晴らしさとアティテュードはまったく変わらず、最高にエモーショナルな音楽でした。
このアルバムを引っ提げて、47都道府県でライブするという言葉を信じて、自分が住む街に来てくれるのをずっと待ちます。
5.Real Estate「The Main Thing」
Real Estate - Paper Cup (Official Video)
トップ10で唯一海外のバンドです。サブスクで音楽聴き始めて2年以上経ったけど、結局トラップをはじめとする昨今の洋楽より、フレーズとグルーヴとメロディーが一体となったインディーバンドばっかり聴いてしまうし、このアルバムはいつどういう気分で聴いても、不思議としっくりくるし、落ち着けるんだけど、何回聴いても聴きどころがたくさんあって、これからずっと飽きることがないであろうアルバムです。
4.TAMTAM「We Are the Sun!」
TAMTAM - Worksong! Feat.鎮座DOPENESS
ceroの「POLY LIFE MULTI SOUL」という大傑作以降で、古今東西のワールドミュージックを完璧にこの国のポップスに落とし込んだ素晴らしいアルバムだと思います。
単純にリズムと歌声の親和性が高く、聴いててめちゃくちゃ気持ちいい音楽だし、化粧品とかのCMに使われてもいいくらい強度が高い曲ばかりだと思うんだけどなあ。
3.環ROY「Anyways」
全編トラックも制作した3年ぶりのアルバムで、TLで大絶賛されてたので聴いたのですが、シリアスなトラックと自身の生活が反映されたリリックとの親和性が完璧でした。
ヒップホップて普段聞くときに、どれだけかっこよくても重く感じて中々聴かないのですが、このアルバムはシリアスで軽さがまったくないのに、何回でも聴いてしまうので、12月たくさん聴いた分そのまま順位に反映されてしまいました。
2.田中ヤコブ「お先にどうぞ」
田中ヤコブ "BIKE" Official Music Video
2020年もまた初めて知ったミュージシャンを大好きになれた年でした。
自ら全楽器を演奏するマルチプレイヤーであり(しかも演奏がめちゃくちゃうまい)、聴きどころしかないアレンジばかりだし、メロディーはめちゃくちゃ美しくてポップだし、全方位に才能とセンスがずば抜けているミュージシャンだと思います。
1.SuiseiNoboAz「3020」
初めて聴いてから1カ月も経ってないアルバムを年間ベストにするのってどうなんだと思うかもしれないけど、2020年に聴いて本当に本当によかったアルバムでした。
ボアズを聴いて何百回も思ったけど、これほどまでにロマンチックな音楽を奏でるバンドって日本にはいないし、間違いなく日本のオルタナティブロックにおける一つの到達点といっていい大傑作です。
番外編
the pillows「トライアル」
2020年一番聴いたアルバムでした。
たまたまピロウズが近所のゲオに安価で投げ売りされてて、その中で買った1枚だけど、2020年の自分には圧倒的に響いた音楽でした。
表題曲のトライアルを聴いて何度グッときたことか。
MIMATA「Smile」
Smile by MIMATA - TuneCore Japan
2020年は久々にプレイヤーとしてライブに出て、自分でライブの企画もしようと思ってたんですが、叶いませんでした。
2年前に大学生ぶりにバンドをしたいと思って、バンド募集のサイトで出会い、仲良くなった友達が全編宅録で作成したアルバムです。
変則コードを多用した楽曲はポップでひねくれてるようだけど、とても純粋で美しい音楽です。
本人が影響受けた曽我部恵一やAlex G好きな人には是非聴いてほしいですね。
2021年も大変だけど、好きなことをたくさんしていける一年でありたいですね。
2019年のマイベストアルバム
2010年代最後の年で、元号も平成から令和に変わりましたが、2019年は仕事が忙しくなると、音楽を聴く時間が大幅に減るというのを嫌でも実感した年でした。
Wilco、Vampire Weekend、The National、NOT WONK、スピッツなど、聴こうと思ってたアルバムを全然聞けなかったので、だいぶ後悔していますが、それでも2019年によく聴いたアルバムをベスト25でまとめたので、ちょろっとでも見ていただければ幸いです。
25.Friendly Fires「Inflorescent」
24.OGRE YOU ASSHOLE「新しい人」
23.Palace「Life After」
22.白と枝「さみだりの眠り」
21.Death Cab for Cutie「The Blue」
20.wai wai music resort「WWMR1」
19.Loyle Carner「Not Waving,But Drowning」
18.FOALS「Everything Not Saved Will Be Lost Part 2」
17.Local Natives「Violet Street」
16.Refused「War Musrc」
15.People In The Box「Tabula Rasa」
14.CARD「TUNNEL VISION」
12.BEAUTIFULL「ORIENTAL」
11.Origami Angel「Somewhere City」
10.シャムキャッツ「はなたば」
9.けもの「美しい傷」
8.FOALS「Everything Not Saved Will Be Lost Part 1」
7.ミツメ「ゴースト」
6.毛玉「まちのあかり」
5.GRAPEVINE「ALL THE LIGHT」
4.ナツノムジナ「Temporary Reality Numbers」
3.American Football「American Football」
2.kumagusu「夜盤」
1.MONO NO AWARE「かけがえのないもの」
2020年もよろしくお願いします。早くナンバーガールとFOALSが見たい。
2018年のマイベストアルバム
結局年に1回この時期に更新するだけになっているんですよね。
2018年はApple Musicをはじめて、本格的にサブスクリプションに手を出した年
になったんですが、正直なんでもっと早くはじめなかったんだろう……と思いました。
TLでこのアルバムがいいって表示されるとすぐ聴いたり、自分で色んなプレイリストを適当に再生したりして、今までキャッチできなかった音楽をたくさん聴けたので非常に有意義でした。
しかし、その反面新しい情報に飲まれ気味で、アルバムをたくさん聴き込むことが今年は特に少なかっです。
その中でベスト25枚の順位はつけましたが、上位4枚以外はそこまで大きな差異がないのが正直なところです。
今回からはサブスクで聴いた作品も対象に入れました(それでいいのかなって気持ちはまだちょっとありますが)
まぁ寄ってらっしゃって、見てらっしゃれば幸いです。
25.Bearwear「DREAMING IN.」
東京のインディーロックバンドの1stアルバム。Turnoverみたいにエモーショナルハードコアをベースにドリームポップ、ギターポップを織り交ぜて、ここまで絶妙な塩梅で楽曲に昇華させるバンドって日本でほとんどいなかったのでは。特に「e.g.」〜「In The Wood」の流れは文句なしに素晴らしいです。
24.サニーデイ・サービス「the CITY」
26歳になって初めてサニーデイのアルバムを聞いたのですが、アラフィフのおじさんが80分超えで実験精神溢れるアルバムをつくる創作意欲に感服です。1曲目から「Fuck You」を連発するイカれ具合もいいですけど、「おばあちゃんのドライフラワー」「熱帯低気圧」と曽我部さんのシンプルなギターと声が際立つ曲(アレンジは凝っていますが)がいいですね。
23.DSPS「時間的產物」
Homecomigsの盟友としても知られる台湾の女性ボーカル4人組の1stアルバム。スーパーカーをきっかけにバンドを結成したらしいですが、シューゲイズ要素は少なくてキュートでセンチメンタルなギターポップが全編に渡って堪能できます。
22.Snail Mail「Lush」
ボルチモア出身のSSWの1stアルバム。まだ10代でのリリースで、2018年特に話題になったのですが、自分もジャケット通りの音にやられた1人です。飾り気ないセンチメンタルなギターポップだけど、とにかくメロディーと声が抜群にいいですし、曲の説得力だけで捩伏せられる凄みがあります。
21.Madeline Kenney「Perfect Shapes」
シアトル出身のSSWの2nd。チルウェイヴ以降のインディーポップなんですが、随所で光る印象的なギターリフと、多彩なリズムパターンが非常に気持ちいいです。
20.ASIAN KUNG-FU GENERATION「ホームタウン」
何より今までのどのアルバムより音が骨太で驚きました。曲の構成は練られながらも、どこからとっても今のアジカンがやるパワーポップが存分に詰まったアルバムではないかと。
19.Anchorsong「Cohesion」
ロンドンで活動する日本人プロデューサー3rd。タブラなどインドの伝統楽器を取り入れたアルバムであり、打楽器と打ち込み、またギターやスティールパンなどの楽器との混ざり方が絶妙で、酒飲みながら聴きたい音楽です。ceroのPLMSが好きな方に聴いてほしい。
18.Arlie「Wait」
米ナッシュビルのインディーロックバンドの1stEP。60s~90sのロック・ポップスを内包したインディーロックなんですが、とにかく全曲メロディーが抜群にポップなのが素晴らしいです。
17.Art School Girlfriend「Into the Blue Hour」
嘘みたいなアーティスト名ですが、英マーゲイトのSSWの2ndEPです。UKらしい湿り気のあるメロディーが印象的なんですが、個人的にはThese GhostsやD.A.N.とか好きな方に聴いてほしいです。
16.MONO NO AWARE「AHA」
1stは2017年の1位だったので期待しかなかったんですが、単純に1曲1曲の強度は前作に劣ってしまう感じがしました。しかし、アルバムの流れは聴けば聴くほどよく馴染むし、何より1曲目の「東京」は2018年3本の指に入るベストトラックです。
15.D.A.N.「Sonatine」
サポートメンバーである小林うてなが離脱して初めてのアルバムで、一つの到達点ともいえた前作「Tempest」から音数が少なくなり、新たな方向性を模索してる印象です。特に「Sundance」と「Cyberphunk」のフレーズと展開はD.A.Nの新境地といっていいのでは。
14.シャムキャッツ「Virgin Graffiti」
まさか1年半も経たずアルバム出すと思ってなかったです。前作がコンセプチュアルな作品だった分、今作は曲ごとにそれぞれ色が違うバラエティ豊かな作品でした。相変わらずギターが気持ちいいし、聴き込んでよさがどんどん出てくるアルバムです。
13.vansire「angel youth」
米ミネソタのドリームポップデュオの1stです。まさにサブスクをやってなければ見つけられなかった音楽だなと思います。ジャケットとタイトル通りのリバーブとエコーが効いた気怠く退廃的なドリームポップではあるんですが、客演が多くリズムもヒップホップ的なアプローチが強いです。寝るときには1番聴きましたね。
12.Rolling Blackouts Coastal Fever「Hope Downs」
豪メルボルンの5人組の1stアルバムです。ピッチフォークで結構高評価だったのが意外でしたが、アルバム通じて3本のギターの絡みとシンプルで安定感あるリズムが絶妙です。大学時代にこれ聴いてたら間違いなくコピーバンドしたくなってたと思う。
11.Death Cab for Cutie「Thank You for Today」
何より曲の良さ以上に音の良さにビックリするアルバムでした(くるり岸田も大絶賛してたし)。曲の良さは前作に譲る部分はありますが、何より音が良いので、気がつけば手を伸ばして聴いてしまうことが多かったです。
10.蓮沼執太フィル「アントロポセン」
まさか2ndを出してくれるとは思わなかったので、それだけで嬉しかったです。曲数は増えましたが、曲の時間はコンパクトになり、人数が増え音はより鮮やかに、そして蓮沼執太と木下美紗都のボーカルの絡み合いはさらに美しくなりました。木下美紗都作の曲があるのも驚きでしたね。福岡でのフリーライブが、台風による仕事の都合で直前で見られなくなったのは2018年1番悔しい出来事でした。
9.odol「往来するもの」
派手さはないけど、こんなに緻密で丁寧なポップミュージックをつくるバンドって中々居ないと思います。ミックスはまったく分からないけど、どの曲も色んな音が使われているのに、聴き疲れせず気持ちいい音が絶妙だなと思います。「時間と距離と僕らの旅」はダウナーな時期に助けられた曲です。
8.Pinegrove「Skylight」
2017年時点で完成されてたらしいですが、強制わいせつの告発など紆余曲折を経て発表された3rdアルバム。若干複雑な気持ちで聴いたけど、零れ落ちそうな美しいメロディーと歌はまさにエモそのものです。American Football、Death Cab for Cutieと並び称されるべき音楽だといえるでしょう。
7.路地「これからもここから」
東京のインディーポップバンドの2ndアルバム。2018年は女性ボーカルの曲をよく聴いたのですが、初めて知ったバンドの中では1番聴きました。オーセンティックなポップスなんですがギターのフレーズどグルーヴ感がいいです。それとアルバム後半の「月と舟」〜「おきてがみ」の流れは特に素晴らしいです。
6.ツチヤニボンド「Mellows」
高野山の怪物による3年ぶりのアルバムですが、タイトル通りメロウな音でグルーヴが素晴らしい曲ばかりでした。アルバム全編通してリズムが肝であり、ブラジル音楽〜民謡〜パンクと雑多な音楽性を、このバンドにしか出せない音で表現してて、まさに唯一無二のバンドといえます。フェスに出ないし九州にも来ないので、ライブ見れる確率がほぼゼロなのが悔しいです。
5.Homecomings「WHALE LIVING」
「リズと青い鳥」の主題歌にも起用されるという素晴らしいトピックもあった中での3rdアルバムでしたが、日本語詞を全面的に導入することで、オーセンティックなポップスにグッと近づいた印象でした。シンプルなんだけどまったく飽きの来ないメロディーと歌詞がつくれるセンスは、日本のバンドの中でもズバ抜けていると思います。
4.People In The Box「Kodomo Rengou」
今年1番聴いた音楽は間違いなくピープルで、持っていなかった他のアルバムもたくさん聴いたのですが、最新作もやはりピープルにしか到達できない傑作でした。曲の構成はより複雑になり、現実とディストピアの境界を行き来するような歌詞はさらに研ぎ澄まされています。その中でも「かみさま」は歌詞の解釈も含め、ピープル史上最も訴求力のある大名曲ではないでしょうか。
3.MASS OF THE FERMENTING DREGS「No New World」
8年ぶりのアルバムは円熟味と瑞々しさを同時に放つ完璧に近いアルバムでした。「No New World」のような以前なら絶対やってなかった曲もあり、また奈津子さんのボーカルが以前より圧倒的に伸びやかで美しくなってました。個人的には小倉さんボーカル(イースタンユース吉野さんみたいで素晴らしい)の「HuHuHu」が最高なので、次もそういう曲を聴いてみたいです。
2.cero「POLY LIFE MULTI SOUL」
こんなに陶酔できて仄かに不穏さが漂う音楽ってあまりなかった気がします。ある意味シティポップの雛形となった前作から、リズムアプローチ、構成、コーラスワークすべてがより一層進歩しており、あまり聴いたことない譜割りの歌なのに、メロディーも歌詞もこれしかないというような曲ばかりで、とにかく圧倒的でした。正直こんな大傑作産み出したら次のアプローチがあるのか?という気までしてしまいます。その中でも表題曲でラストの「POLY LIFE MULTI SOUL」は、2010年代の日本のシーンで1つの到達点といえる曲です。正直もうこれが1位で決まりでしょと11月半ばまでは思ってたのですが……
1.中村佳穂「AINOU」
今年も初めて聴いたアーティストが1位になりました。リリースと同時にTLで傑作と騒がれまくって、「きっとね!」を聴いて度肝を抜かれてすぐ注文したのを覚えています。レミ街の深谷氏とタッグを組み、打ち込みと生楽器の音を絶妙な塩梅で組み合わせ、メロディー、音の配置、譜割り、歌い方、歌詞…すべての面で丹念に作り込まれています(メロディーの随所にレミ街っぽさを感じます)だけど、それに対し、彼女の歌はとても感覚的で、歌い方一つで聞き手の感情を強烈に揺さぶる凄まじさと喜びに満ちており、ライブ映像見てても、とても楽しそうに歌ってて、音楽に愛されている人ってこういう人なんだなと思いました。2月にライブ見るのがとても楽しみです。
というわけで、中村佳穂が残り1ヶ月半でceroを一気に捲って1位となりました。2019年もたくさんいい音楽を聴いて、いいライブを見て、美味しいラーメンうどんカレーを食べて、健康に過ごしますので、皆さんもすばらで怠惰な生活を過ごしましょう。
2017年のマイベストアルバム
2018年になって半月経ちますが、2017年の年間ベストアルバムを書きました。12月に買って、まだ咀嚼できてないアルバムもありますが、今の自分にとってのマイベストってことで書きます。
17.BiSH「THE GUERRiLLA BiSH」
福岡に遊びに行ったとき、タワレコで299円限定のゲリラアルバムがあったので買ってしまいました。すべて初めて聴いた曲でしたが、前半より後半のラウドでノリがいい曲が連打される流れのほうが好きだし、昨今のスクリーモとは少し違い、どことなく90年代ぽさが感じるのがいいですね。
BiSH / My landscape[OFFICIAL VIDEO]
16.Middle Kids「Middle Kids」
シドニーのスリーピースバンドなのですが、12月に過去にShazamした曲を聴いてたら、「Edge of Town」がよすぎて衝動買いしてしまいました。エモ、オルタナキッズ好きならその曲のギターはたまらないのではいのでしょうか。
15.imai「PSEP」
まさかの活動休止となってしまったgroup_inouのトラックメイカー初のソロ音源です。8月に宮崎であったライブがドチャクソ最高だったので、その場で買ってしまいました。ライブのどうかしてるくらいの爆音で聴いたときの感動にはどうしても劣ってしまうけど、独自性しかないポップな音とメロディーは健在です。
14.sea's line「trademark」
福岡の女性ボーカルバンド4人組のフルアルバム。2016年末の発表なんですが、ここに入れちゃいました。歌に比重を置いたオルタナバンドなんだけど、技術やキャッチーさをひけらかすことなくても、メンバー全員の演奏力の高さと世界観が伝わるし、長く活動すればするほど絶対かっこよくなるバンドな気がする。
いわずとしれたシューゲイザーレジェンドの22年ぶりのアルバムなんですが、自分はこのアルバムが初体験でした。フジロックのレッドマーキーで見た演奏があまりにも気持ちよすぎて買ったのですが、名は体を表した荘厳で幻想的な音は、やっぱりあまりにも気持ちよかったですね。
Slowdive - Sugar for the Pill (Official Video)
12.warbear「warbear」
Galileo Galileiのフロントマン尾崎雄貴初のソロアルバム。まずガリレオのラストアルバム「See And The Darkness」と一緒でグレッグカルビがミックスを手がけた音の良さに耳がいくアルバムですが、昨今のシーンに目も暮れず、ひたすら自分が影響を受けた音楽を自分に落とし込んだアルバムだなと思いました。傑作なのは間違いないけど、これから聴いていくたびによくなっていくアルバムなので、まだこの順位かなー。
11.The National「Sleep well beast」
名前は知っていたけど、リリース後のTLでの大絶賛と、大好きな家ジャケがとにかく素晴らしかったので買いました。12月に買ったのでまだあまり消化できていないけど、やっぱり2曲目の「Day I Die」が最高で、それからの流れも秀逸ですよね。あと、ドラムの音とアートワークが最高です。
The National - 'Sleep Well Beast'
10.GRAPEVINE「ROADSIDE PROPHET」
まったく駄作ではないのですが、正直期待を下回ってしまったアルバムでしたねー。一つ一つの曲のクオリティは高いけど、今までのアルバムに比べるとキャッチーさやフックに欠ける部分がありましたね。だけど「Chain」はバインのキャリア至上屈指の名曲なのではないかと。
9.Beck「Dreams」
2年前に発表された「Dreams」があまりにも素晴らしくて、ジャケット含めて期待しかないアルバムでした。間違いなくベック至上最もポップなアルバムだし、どの曲も強度があっていいんだけど、アジカンのゴッチがツイートしてたように、音のコンプが効きすぎてて、もうちょっとローファイなミックスで聴きたかったなーと思いました。
8.SuiseiNoboAz「Liquid Rainbow」
まさかのベースとドラムが脱退で、鉄壁のスリーピースが崩壊し、どうなるのかと思った中で、ボアズでしか出せないロックンロールアルバムをだしたのが何より最高でしたね。完成度は「ubik」と「THE END~」に譲りますが、野蛮だけど美しいメロディーと歌詞は健在だし、1stをプロデュースした向井秀徳大絶賛の表題曲は2017年のベストトラックといっていいです。
波多野のメロディーにえっちゃんの歌声って合わないはずがない組み合わせだと思いましたが、その通りでした。生活感とノスタルジックさといびつさが同居したえっちゃんの歌詞は本当にグッときますね。個人的には、モロにくるりっぽさ全開の「臨時ダイヤ」が波多野作曲だったのはちょっと笑いました。
6.Special Favorite Music「Royal Blue」
前作の「World's Magic」は今年ドライブ中に1番聴いたアルバムだったんですが、1年ぶりにでたこれもまた素晴らしいポップアルバムでした。特に前半4曲はすべてシングルカットされてもおかしくないくらい素晴らしいポップミュージックだと思います。
5.スーベニア「Think Twice」
名古屋発のスリーピースバンド初のアルバム。正式流通ではなく、自分が愛用しているclltvというレビューサイトのレーベルbookshelfからのリリースです。朴訥なオルタナインディーロックなんですが、自分がもしバンドでギターを弾いていたら、一番出したい音とコードの理想形を体現したバンドであり、ギター弾けないのにちょっと嫉妬してしまいます。CARDとbed好きにはかなりマストなバンドです。
4.CHAI「PINK」
ファーストフルアルバムでこの完成度は正直すごすきませんかね。バンドのコンセプト、メンバーのキャラクターはもちろん、曲のポップさと演奏力には映像見ただけで度肝を抜かれました。アルバム用の中途半端な曲が嫌いとメンバーが言っていた通り、全曲ポップかつキャッチーで、このタイプの曲もあるのか!って驚きに満ちているし、35分とコンパクトで流れに無駄がないのが本当にすごい。
3.シャムキャッツ「Friends Again」
トレイラーの時点で絶対好きなアルバムだと思ったんですが、やっぱりそうでしたね。アルバム買ったのは初めてなんですが、今までのシャムキャッツの中で一番シンプルなアルバムなんだろうなと思ったし、Real Estateを想起させるギターサウンドがとにかくいいですね。あと歌詞の生活感のある風景描写がすごくいいんですよね。
2.LOSTAGE「In Dreams」
過去最長3年のインターバルを置いた上に、ライブハウスとTHROAT RECORDSの店舗とオンラインのみの販売というかなり思い切ったアルバムは、LOSTAGE史上一番メロディアスなアルバムでした。「窓」「ポケットの中で」「REM」の流れは今までのアルバムの中で1、2を争う素晴らしい流れだし、メロディアスな曲が多いからこそ、「ガス」「戦争」というハードコアな曲が非常に映えるんですよね。十三FANDANGOでのライブで「昔はこんなに来てへんがったやん」と五味兄が言ってたけど、未だに好きな人が増え続けて長く聴かれている証拠だと思うし、本当にすべてがかっこよくて理想的なバンドだと思います。
1.MONO NO AWARE「人生、山おり谷おり」
単純に今年1番聴いたアルバムが1位です。今年知ったバンドで、ファーストアルバムなので、本来今までつくった曲の寄せ集めのはずなのに、アルバムの流れにまったく無駄がないし、演奏力、ギターリフ、構成、歌詞すべてにおいて完成度が高いです。このバンドは、海外、日本の昔の様々なバンドをルーツにしつつも、根幹にはそれらをルーツに独自の音楽性をつくっていったフジファブリックらのゼロ年代の日本のバンドらしさが感じられれるのがすごくいいなーと思います。フジロックで見たライブも素晴らしかったし、これからどんどん売れてほしいです。
気づいたら2017年に知ったバンドがベスト5の中3つ入っていましたし、いい音楽はやっぱり気になったときに聴いておくべきだなーと思いましたね。まだまだ聴けていないアルバムはたくさんありますが、昔聴きまくっていたDragon Ashやentとかを買わなかったし、自分の好みもゆっくり変化していってるなーていうのを感じた1年でした。2018年もいい音楽をたくさん聴けたらいいですね。
2017年の雑感~映画、漫画、お笑い~
社会人になると、クリスマスどうするの?って話題をふられて、いやでもクリスマスを意識せざるをえなくなりますし、ホントみんな余計なお世話が好きですよね。
今年聴いたアルバムの年間ベストを書こうと思っていたんですが、12月に買ったアルバムをまだ充分に咀嚼できていないので、年明けに書こうかな~と思っていますので、今年見た映画や漫画やお笑いとかの雑感を書いていきます。
映画
ここ3か月映画館に行けてませんが、生まれてきて1番映画館に行った年でした。元々家族があまり映画を見ないので、自分も映画館行く習慣がまったくなかったのですが、風立ちぬとたまこラブストーリーを劇場で見なかったことを死ぬほど後悔したので、見たい映画はなるべく映画館へ足を運んで見に行きこう!と思って、今年はなるべく行くようにしました。
1番印象に残ったのはやっぱり「この世界の片隅に」でした。
昨年の映画やんと皆様思われたでしょうが、宮崎で公開されたのは今年の1月からだったんですよ。。。こんなに見てて胸がこみあげてくる作品って久しぶりだったし、なによりのんがすずさんに完全に同化していてめちゃくちゃ圧倒されました。この映画のすごいところは、すずさんとその周りの人たちのなんてことはないやりとりで、劇場のお客さんのほとんどが笑っていたところだと思います。劇場があんなに暖かな笑いに包まれるのって初めて経験したし、この先もこんな作品には中々出会えないので、自分にとって一生ものの映画になるんだろうな。
他に今年見た映画だと、
「メアリと魔女の花」
「打ち上げ花火、下から見るか、横から見るか」
「PARKS」
を見たんですが、夜は短し~とルーのうたは湯浅政明ワールド全開で、見ているだけでアドレナリンがドバドバでました。メアリと打ち上げ花火は見たときはいうほど酷評される作品か?と思ったんですが、もう1回見たいかとなると微妙だし、作品におおきなひっかかりがなかったなーという印象でした。PARKSはcero、スカート、トクマルシュ-ゴが参加しており、インディーポップとかの音楽好きにはたまらない音楽映画でした。永野芽郁ののんを想起させるような可愛さが最高でしたね。彼女の人生は~は東日本大震災以降の生活を描いた映画で、大きなヤマはないけど、生活感のある生々しいジメッとした描写があるからこそ、柄本時生の笑顔と光石研の泣く演技にすごくグッときました。
TLでは、KUBOとガルパンの話題がよく出るんですが、例によって宮崎では来年以降の公開なので、それを楽しみにしておきます。。。
漫画
昨年末にpanpanya氏の「枕魚」を購入し、嵌ってから全作品を購入してしまいました(蟹に誘われては最近買ったんですが、夜の高速バスで読みたいのでまだ未読なんですがね…)シュールだけど妙に愛おしいキャラクターもですが、やっぱり強烈にノスタルジーを感じさせる風景描写がとにかく素晴らしすぎます。
あと、TLで評判が良かった石山さやかの「サザンドウインドウ・サザンドア」は団地に住む人々のそれぞれの生活が描かれていて、シャムキャッツとかの音楽が好きな人にはたまらない作品でした。逆に同じく評判が良かった「春と盆暗」は、絵は好きだったけどイマイチはまりきれず…。
そして最近、自分が絶対好きなやつだと思って購入した池辺葵の「ねぇ、ママ」を見て涙ぐんでしまいました。この方が描く細かい表情の変化は見ているこっちへめちゃくちゃ感情に訴えかけるし、特に最後のstand upて話はその描写が本当に素晴らしかったです。
あと、アイドルマスターシンデレラガールズの同人作品なのですが、テニスの王子様をパロディにしたアイドルがテニスをする「The Princess of Tennis」が努力、友情、勝利を地で往く素晴らしい王道作品でした。個人的に全国編125話の卯月VS蘭子戦は何回見ても胸が熱くなるので、せめてそこまでは読み進めて欲しいです。。。
他に苺ましまろの最新巻とCITYの1巻とかもやっぱりおもしろかったですね。
お笑い
音楽以上にお笑いを見るのに今までで1番のめり込んだ年でした。
キングオブコントは、かまいたちが文句なしのおもしろさで優勝(やっぱりスタンガンと見た目のウェットスーツの面積を〜のくだりは最高)でしたけど、全部の組がおもしろかったです。にゃんこスターのあのぶっ壊れたオチ含めた世界観は最高だったし、バナナマンに「あのネタ欲しい!」と最大級の賛辞をもらったさらば青春の光、昨年よりまた一気に面白くなってたジャングルポケット、貫禄のアンガールズと、最終決戦の5組は文句なしに素晴らしかったです。あと、アキナの今回のネタ好きだけど、14のチョコプラ、15のロッチ、17のにゃんこスターと、その日イチウケのコンビのあとにやってて毎回不遇を被ってるし、今度こそは報われてほしいなー。
M-1は完全に和牛優勝だと思っていたら、まさかのとろサーモン優勝というドラマティックな展開でしたね。2本目のオチがとにかく最高だったし、優勝した瞬間の表情がすごくかっこよかったなー。そして3年連続全組面白かったし、お客さんあったかかったし、M-1て賞レースの理想型だなーと改めて実感しましたね。また準優勝だったけど、和牛の構成と所作は本当に圧倒的だったし、ミキはお兄ちゃんの勢いが圧巻だったし、ゆにばーすのはらちゃんと川瀬名人のコンビネーションが最高だったし、かまいたちとスーパーマラドーナは最終決戦行ってもまったく文句なしのおもしろさでしたね。そしてジャルジャル福徳の完璧にやりきって点数でたあとの、めちゃくちゃ悔しそうな表情と「お前ようボケれんなあ…」て一言がすごくエモーショナルで、芸人てかっこいいなと強く思いましたね。
今年はたくさん色んな芸人の色んな面白いネタが知れましたね。
マユリカ 漫才Lovers・ytv漫才新人賞 - YouTube
【お笑い2017漫才】漫才新人賞選考会「ニッポンの社長」!! - YouTube
かまいたち 漫才 めっちゃ嫌な奴 毒舌2016 - YouTube
また来年もたくさん面白い作品に会えればいいですね。
上半期のベストなんて書けるほど新譜を買えないし咀嚼もできない
タイトルを恨みつらみあるものにしてしまいましたが、今年買った音源の感想は年末に全部書くので、半年によう聴いたなと思うアルバムとかの感想を。
MARQUEE BEACH CLUB 「Flavor」
MARQUEE BEACH CLUB - eye (Official Video)
MARQUEE BEACH CLUB - always (Official Live Video)
昨年の年末に買ってから一時期こればっかり聴いていました。深夜の高速バス乗って空港の管制塔や福岡の街の灯りを聴いてすごく最高な気分になったのを思い出してしまいます。曲とアートワークの親和性がこれほどにまで高い音楽てすごく稀な気がする。活動休止する前に一度は見てみたかったな。
cero 「My Lost City」
「cero」Contemporary Tokyo Cruise
昨年末にたまたま入った古着屋で「めちゃくちゃいい曲だな…ceroぽいけど…」と思って店員さんに思わずこの曲なんですか?て聞いたらほんとにceroで、その1週間後に思わず中古で買ってしまいました。昨年Obsucure Rideが騒がれてたので、今更かよて感じだけど、こんなに芳醇で素晴らしい曲ばかりなのか!と思った次第です。個人的に最後にわたしのすがたという、それまでの曲に比べて音数少なくシンプルな曲で締めるのが素晴らしいと思うわけです。
余談ですが、さよならポニーテールのみぃな女史がカバーしたcloud nineがこれまたいいので貼っておきます。
みぃな (さよならポニーテール) 「cloud nine (cero)」
Special Favorite Music 「World's Magic」
Special Favorite Music - Magic Hour(Official Video)
lute live:Special Favorite Music「Baby Baby」
ここ1、2年のプチシティポップブームにはイマイチ乗り切れなかったけど、このバンドは個人的にすごくしっくりきたし、ドライブするときはこればっかり聴いてしまっています。何でこのバンドだけは異常にしっくりきたのは未だによくわかっていませんが…。
Refused 「The Shape Of Punk To Come」
Refused - "The Shape Of Punk To Come" (Full Album Stream)
大学の軽音楽部で一番最後に演奏した曲なのに、今更アルバム買ったというね。とにかく最高だし、ライブでギュウギュウの中に叫びたくなるし、バンドでコピーしたくなりますね。。。
振り返ると、曲は聴いててもアルバムをあんまり聴いてないなというのを嫌でも実感してしまいますね。もうこの症状を5年近く繰り返している気がしますが……
あとは、ここ半年でよく聴いた曲を羅列してこの駄文を終わらせることとします。
シャムキャッツ - 洗濯物をとりこまなくちゃ (Music Video)
2016年に聴いた音楽
年末になると年間ベストで50枚ぐらいあげてる人をよく見かけますが、そもそもどうやりくりすればそんなに音源が買えるのか、音楽に対しての吸収と消化のスピードがはやすぎやしないかと、毎年思ってしまうのです。
恨みつらみはここらへんにしとして今年買った音源の感想を
GRAPEVINE「BABEL, BABEL」
デビューして20年近くになるバンドが、アルバム出すたびに新しい引き出しを見せて、それを完璧に自分たちのものにしてしまうという、とんでもないことをサラッとやってしまうバインの凄さに毎回平伏せてしまうばかりです。
CARD/HELLO HAWK「split」
レコードプレーヤー持っていないのに7inchを買ってしまったやつ。どちらのバンドもサラッとしているようにみえて、根底にあるハードコア、オルタナ特有のエモーショナル、焦燥感がやっぱりいいですよね。
空気公団が楽曲提供のうえに、初回版特典に志村貴子のコミックがつくという一定の層に強烈な希求性を備えたシングル。「強そうな言葉に負けないで~」というフレーズを花澤香菜に歌わせた山崎ゆかり氏には拍手を送りたいです。(空気公団とのライブは映像化してくれませんかね。。。)
Galileo Galilei「Sea and The Darkness」
Galileo Galilei - Wednesday [ウェンズデイ]
表題どおり今までで最もダークなラストアルバム。バンプフォロワーと多くのリスナーに思われていたバンドが、海外のインディーポップと90年代後半以降のロキノンからの影響を高次元に自分のものとしてしまうバンドになるとは思わなかったし、フォロワー(For Tracy Hyde、Balloon at dawn)まで産み出すバンドになるとは思わなかったな。
Weezer「Weezer(The White Album)」
これとL.A.GirlzがYoutubeにアップされて、アルバムが出たときはTLの音楽好きの方々が凄く沸いたのに、年間ベストにあげてる人がほとんどいなくて結構ビックリしました。終始グッドメロディな曲ばかりだし、最後のEndless Bummerとかすげーいいんだけどな。
Radiohead「A Moon Shaped Pool」
正直まだ聴きこめてないですが、これが発表されてすぐにメディアやツイッターで絶賛されてたのに違和感があるんですよねー。少なくともIn Rainbowsほどのキャッチーさとポップさがないはずなのにここまで絶賛されるものなのかと。
MARQUEE BEACH CLUB「wonder - e.p.」
MARQUEE BEACH CLUB - "wonder - ep" Trailer
心地よくて肉体的で踊れる曲ばかりなのですが、どことなく刹那的な雰囲気が漂ってるのが、Friendly Firesを想起させます。最近アルバムをやっと買ったんですが、全然聴きこめてないので、今回の感想では割愛を。。。
bed「vai nowhere」
bed "YOU"【MV】from 4th Album "via nowhere" 3P3B-70
グッドメロディーてこういう曲のことをいうと思うんですよね。難しいことをしなくても、ここまでエモーションを掻き立てる曲を書けるバンドはすごく貴重だと思うのです。
GEZAN + LOSTAGE「split 7」
LOSTAGE目的に買ったのですが、GEZANがめちゃくちゃポップで疾走感のあるグッドメロディーな曲でとにかく度肝を抜かれました。
RADWIMPS「人間開花」
前前前世 [original ver.] RADWIMPS MV
チャット、9mm、ベボベ同様売上、人気が落ち着いたかと思いきや、まさかの君の名はの大ヒットで、アルバムの売上がバンプを超え、紅白までに出場という誰もが想像できない状況になってしまいましたねー。ぶっちゃけスパークルの君の名はver目当てで買ったけど、キャッチーな曲が連打される割に、アルバムの密度はかなり濃かったです。(特に週刊少年ジャンプ~棒人間の流れは強烈です)リンクがなぜか貼れなかったんですが、光のMVは自分が見たMVの中でもトップ5に入る素晴らしさです。
American Football「American Football(LP2)」
American Football - I've Been So Lost For So Long
限定的な再結成かと思いきや、まさかアルバムまでつくっていたとは。グッドメロディーは相変わらずも前作に比べてリズムがカチッとした曲が増えたという印象。それにしても大学生が趣味の延長線上でやってたバンドの解散前提で出したアルバムが、世界中で聴かれて、フォロワーまで産み出して、再結成したら満員の会場でシンガロングまで起きるなんて、漫画みたいですよね。
今年発表されて買ったのってこれぐらいしかなかったです。そりゃあと20枚くらい欲しい音源はあるんですけど、例年と一緒で旧譜の衝動買いがあるので、中々新譜を買わなかったなー。
最近、特に洋楽に関しては、新しいものをあんまり聴けてないので、来年はもっと裾野ほ広げたほうがいいなと思います。